□ 市販品によくある「間違い」 市販のネイルチップの使用説明書などに、「まず最初に自分の爪を除光液で拭きましょう」と書いてある場合があります。これは間違いです。敢えて断言しますが。そもそもこの「爪を除光液で拭く」事の目的は、爪に残っている油分などの汚れを除去して接着力を高める事なのですが。それが除光液である必要性は全くありません。除光液には溶剤が含まれています。代表的なのが「アセトン」です。これはとても強い溶剤で特に油分をよく溶かすため、爪自体に含まれている油分や水分を除去してしまい乾燥に繋がります。ネイルカラーを除去する際にでも必要以上に使わないように注意が必要なほど、爪にはあまりよくない成分です。現在は「アセトン」が入っていない除光液もたくさん市販されていますが、「アセトン」以外の溶剤が含まれている事には違いはありません。多かれ少なかれ「アセトン」と同じように爪にダメージを与える可能性があります。溶剤が含まれている除光液は爪を乾燥させます。そのため除光液には爪をなるべく乾燥させないように、油分などの爪に潤いを与えるための成分が含まれている場合があります。考えてみてください。「爪の油分を除去するために油分の入った除光液で爪を拭く」残念ながら明らかに本末転倒です。更に言えば。ネイルチップは除光液で溶けます。爪を除光液で拭いた後に、指や爪に除光液が残っていた場合、次に触ったネイルチップを傷める可能性があります。そんな訳で。良い事が1つもありません(^^;。【白詰】ではネイルチップを貼り付ける際には、エタノールをコットンなどに含ませて爪とネイルチップを拭く事をお薦めしています。エタノールがない場合には石鹸などで軽く水洗いするだけでも充分です。この場合にはきちんと水分を拭き取る事が大切です。その際にも埃などが残らないようにペーパータオルの使用がお薦めです。大切なのはネイルチップの接着面に油分・水分・埃などの異物が残らないようにする事です。特別強い溶剤や消毒液のようなものを使用する必要はありません。特に頻繁にネイルチップを使用される場合には、その度に爪を除光液で拭いていると乾燥が進みますので是非お気を付けください。大切なのは爪のお洒落よりも爪の健康です!(^^)PR 2013年02月05日 [諸々]豆知識 Comment(0)