+閉 まずトップコートを塗り直した物。
リペアに際しては直しやすいように丸カンなどの金具は外してあります。
<Before> <After>

初期に作った和柄のネイルチップで、
全体的にこすれて摩耗して艶がなくなっています。
それを表面の汚れを簡単に落としてトップコートを塗り直しました。
それだけで艶が復活します。
これが1番簡単なリペアです。
ただやはり完全に元通りという訳にはいきません。
トップコートを塗り重ねた事によって全体的に少しもったりとしたフォルムになっています。
そして全てではないのですが、
場合によってはネイルチップ全体が少し平たく開いてしまう事があります。
(上記の写真も少し平たくなってます。)
続いてもう少し差違が分かりやすいやつを。
今でも好きでよく作ってる「華紋」のデザイン。
立体的な素材を使用しているため素材の剝離が起こりやすいです。
ただ今回「例」に使用したのは剝離の実験用にトップコートを薄目に仕上げたので、
通常の使用で2年でここまで剝離が進むことは少ない…んじゃないかと思います。
なかなかこういう経年変化は使用環境にもよるところが大きく、
「○年でこうなります」などは断言出来なくて心苦しいのですが、
デザイン性を損なわない程度に出来る限りなるべく丈夫に作ってます。はい。
それを踏まえて。
素材が「剝離」した状態がこちら。
<Before> <After>

天然石とブリオンが剝離して一部なくなっていました。
一度剝離し始めると連鎖的に周囲に剝離が広がっていきやすいので、
リペアするならなるべく早い方が望ましいです。
ブリオンと天然石(ターコイズ)を足して全体的にトップコートを塗り直す事で、
ほぼ元通りの姿に戻す事が出来ます。
続いて、同じパターンですがもう少し程度の酷い物を。
<Before> <After>

もう半分くらい剝離してしまっていて可哀想ですね(^^;。
これも同じようにブリオンと天然石を足してトップコートを塗り直しました。
このくらい破損が酷くてもまだリペアは可能です。
ただ上記2つの例は共に写真では分かり難いのですが、
ブリオンと天然石の色がリペアした部分と元々の部分では少し違っています。
ブリオンは経年変化でくすんだ暗い色になってきたり、
メッキが剥がれてきたりします(特にゴールドブリオンはメッキが剥がれやすいです)。
天然石はそれ自体が天然のものなので「全く同じ色」の物を、
リペア時に用意出来るとは限りません。
遠目で見れば分からない程度の差だとは思いますが、
全く分からないと言えるほどではないので気にされる方はご注意ください。
又、ネイルチップの「裏面」については、
元々当方では加工を施していませんのでリペアを承る事が出来ません。
今回の例にはないデザインでも同程度のリペアは可能です。
上記のような簡単なリペアでしたら無償(送料のみご負担ください)で承ります。
キュービックジルコニアなどのルース(カット石)や、
金具のお取り替えについてはそれぞれ実費のご負担(+100円〜)で承ります。
又、揃いのネイルチップなどは1枚だけの作り直しなども可能です。
実際にリペアが可能かどうかはネイルチップの状態にもよりますので、
まずはお気軽にご相談ください(^^)。
.
+閉